「家事や育児を頑張っている!」そう思っていた私に欠けていたもの
外で働く父親が家事育児をする際、一番にネックとなるのは「在宅時間の短さ」ではないでしょうか?たとえば私の場合、朝6時に起きてから出社までの1時間半と、22時に帰宅してから就寝までの3時間。平日家に居る時間は、なんとたったの4時間半!この限られた時間の中で出来る事というのは本当にわずかです。
【朝の時間】
6時00分:起床
6時00分~6時40分:長男を起こしつつ身支度
6時40分~7時25分:長男の朝学習に付き添う
7時30分:出社
【夜の時間】
22時00分:帰宅
22時00分~22時30分:夕食
22時20分~23時00分:入浴と風呂掃除
23時00分~23時40分:洗濯機を回し、食器を洗う。
23時40分~24時20分:洗濯物干しと、乾いた洗濯物の取り込み&タンスへの収納。
24時20分~25時00分:余暇
上記はかなり優秀な日の私です!(笑)実際には朝思うように起きれなかったり、仕事で疲れ、風呂掃除をサボったりと、全てをこなせる日というのは数える程しかありません。 長男がなかなか起きないところはご愛嬌。(笑)
家に居る時間が短いとはいえ、自分は家族の大黒柱であり、当然仕事の手は抜けない。会社に求められれば残業だって必要だ。そうやって会社の役に立ち、収入を得ている。だからこれは仕方の無い事で、家族にも理解してもらうしかない。そう思っていた。
しかし今日、はてなのホットエントリーでこんな記事が立て続けに眼に止まりました。
どちらの記事も書いたのは部下を持つ管理職。2人とも「自分と部下の仕事」に積極的に関わり、限られた時間の中で成果を出す為の努力を惜しまず仕事をデザインしている。本当にすばらしい働き方だ!そう思いました。
また下の記事では、部下である「働くママ」達の「絶対に時間内に帰らないといけない」という覚悟にも胸が締め付けられました。自分が帰らないと困る子供達が居る。何としても家に帰らなければならない。だから何としても時間内に仕事を終わらせよう!そういう「覚悟」です。
あぁ、 自分にはこの「覚悟」が全く足りていなかった。
自分が帰れなくても妻がいる。妻の両親もサポートしてくれる。最悪、自分が居なくても子供の面倒は見てもらえる。だから自分は仕事をすればいい。部下に無駄な残業はさせないが、その分の仕事は自分が残業してでもやり終えよう。それが仕事の責任を全うするという事であり、仕事とはそういうものだ。そう考えていました。
私には「働き方を変えよう」という発想が欠けていました。
先ほどの記事のお二人とは真逆の仕事観です。そんな事だから「仕事量のコントロール」が全く出来ない。「仕事量をコントロール出来ない」から、「家事育児に時間を割り当てられない」という負の連鎖。ではこのしわ寄せは最終的にどこに行くのでしょう?そう、私の家族です。
仕事を頑張る事は悪い事ではありません。しかし、頑張り方を間違うと良い結果は得られない。文章にしてみると何とも当たり前の結論(笑)ですが、そこに気づく事が出来ました。記事のお二人の様になれるかはまだわかりませんが、はじめの一歩を踏み出してみたいと思います。
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