長男が抱える困難と、父親としての課題
私の家は妻と息子2人の4人家族です。長男は小学3年生。次男は幼稚園の年中に通っています。どこの家庭でも願っているのと同様に、私たち家族も日々の生活を穏やかで温かい時間にしたいと願っています。しかし、それには1つ、大きな壁が立ち塞がっていたのです。
長男が抱える困難
物心がついた時から、長男は手の掛かる子供でした。育児のストレスから妻は心をすり減らし、幾度と無く涙を流しました。子供の問題から夫婦の問題に発展し、お互いに傷つけ合う事もありました。「自分達に子育てなんて無理なのではないか。」親として“普通の家庭を築く”という事がこんなに難しいとは思ってもみませんでした。
1年程前、ふとした切っ掛けからADHDという障害を知りました。あまりに息子に当てはまる事が多かったので精神科を受診し、そこでお医者様からは「断定は出来ないけれど傾向は見られるね。グレーゾーンかなぁ。」と言われました。
息子に特に強く出ている傾向は『不注意』と『衝動性』です。
『不注意』
- ひとつのことに集中するのが難しく、集中力が長続きしません。
- 周りの刺激に気をとられやすく、すぐに気がそれてしまいます。
- 忘れっぽく、よく物をなくします。
『衝動性』
- 自分の感情を抑えることが苦手です。
- 自分の発言や行動を抑えることが苦手です。
この特徴によって息子の周りでは日々、面白いようにトラブルが発生します。
- 当たり前のように身の回りの物が無くなる。
- 朝起きてから学校に行くまでのルーチン(洗顔、着替え、歯磨きetc)がいくつか抜ける。
- 授業に集中出来ない。席を立つことは無いが、意識は遥か彼方へ旅立っている。
- 4つ下の弟とガチで勝負し、負けると本気でふてくされる。
- ゲームなど好きな事を途中で止められない。
- 突然癇癪を起こす。こちらは切っ掛けが判らず戸惑うが、本人も途中で理由が分からなくなっている。
本当に、場合によっては4つ下の弟より手が掛かります。(笑)
父親としての課題
息子にはきちんとした診断と治療が必要だと感じていますが、諸事情からまだそこには至っていません。父親として望むものはそんなに多くは無いハズなのですが、それが本当に難しいのです。
- 温かく穏やかな家族との時間
- 子供の健やかな成長
- 子供達が将来一人で生きていけるような教育・支援の提供
このブログは、そういった困難に立ち向かう為のツールにしたいと思い立ち上げました。